複利と配当でFIREを目指すんじゃあ

どうもりゅのんです。よく自己紹介欄に「〇歳までに資産〇万円突破」などと目標を書かれている方を目にします。

かくいう私も 「Financial IndependenceRetire Early」 いわゆるFIREを目指す一人です。

資金的に独立するためには、キャッシュポイントを確保する必要があります。

よくある貯金を切り崩す生活ではリタイア生活で資金が枯渇してゲームオーバーになってしまいます。

ゲームオーバーの後も仕方なく働いたり、田舎で自給自足をする、生活保護を申請するなど、生きるだけなら手段はあります。しかし悠々自適で自由を謳歌するイメージとはかけ離れた現実に苛まれるのは確かです。

そこで資産を切り崩すことなくリタイアする方法を模索します

配当の目標は年400万円

夫婦や家族だと計算が難しいので、ひとまずは40歳でリタイアして単身のみで平均寿命を生きたと仮定します。

年間400万円掛かるとして、死ぬまで40年で16000万円が必要になります。このお金を捻出する方法を考察します。

元本を減らさない方針のもと、もっとも単純なモデルで考えます。非システマティックリスクを回避するため高配当ETFやREITなど60銘柄以上の高配当銘柄でPFを組むことにします。

平均利回りは税引き後で5%が現実的なので、
年間400万円の配当収入を得るための資金は8000-10000万円です

大学卒業後22ー40歳の18年間なら、毎月6万円ずつ年利20%で積み立てをすればちょうど1億円に到達します。

過去のダウの10年での平均上昇率は約3倍ですので、年利に直すと11%になります。さらに年5%ほどの配当金が受け取れるので、年間の資産伸長の期待値は15%程度です。

したがって米国株ETFで積み立て投資を行うだけでは不十分。個別株も合わせてよりリスク選好型の投資をしていく必要があります。

皆さんご存じだと思いますが一応載せておきます。例えば年利3%で100万円を運用した場合について、

1.5倍になる期間:利率を42で割れば出る        ⇒ 14年掛かる
  2倍になる期間:利率を72で割れば出る  ⇒ 24年掛かる
  3倍になる期間:利率を112で割れば出る ⇒ 38年掛かる

案1 全てを配当で捻出する

日本やアメリカ株でうまく銘柄を選定して投資を行えば、年利20%はそう難しいものではありません。

ただ指標のパフォーマンスを超えるのが難しいのは事実ですので、アクティブとパッシブで半々の運用にするのが良い気がします。

リーマンショックやコロナショックを考えるとコンスタントに20%は無理です。うまく投資時期を見極めて底で拾っていく必要があります。

だから民主党時代の日経平均9000円時代に株を始めた人はとてもラッキーです。だれが見ても株価がどん底にある時期でした。任天堂が8800円くらいだったのが懐かしいです。

どれくらいパフォーマンスが出せるかは「銘柄選びと地合いと地合いと地合い」に左右されます。大事なことなので3回書きました。

しかし労働さえしていれば、買い時になれば幾らでも資金を追加できます。かの伝説の投資家岐阜暴〇氏のように。したがって暴落に買い迎えるよう多少の余力は残しつつ、基本的には資産全力投入の形で運用していくことになります。

案2 週3で働いてもいい

りゅのんは「人間は誰かの役に立つことが存在証明になる」と考えています。つまり週5日も要らないけど、急2-3日ぐらいなら職場に出て働いた方が精神衛生上も好ましいということです。

派遣みたいな形で週3日のみ働くことを考えます。レバテックのようなフリーランス案件を活用できるIT界隈ならそれらを活用するのがよいと思います。

週三日働いて手取りで10万円貰うと仮定すると、年120万円は補えます。配当で残りの280万円を工面するので、5-6000万円あればよい。

この場合は毎月6万円ずつ年利15%で積み立てをすれば到達します。

したがって入金可能な全資産をVOOに一極集中させてもいいのではないかというのがりゅのんの考えです。これはアメリカ株がやられるときは、世界経済がダメになるのと同義だからです。

こんな状況では他資産に分散させていても減価は避けられないでしょう。貸金庫に金の延べ棒を保管しておくとかだったらアリかもしれませんね。世界恐慌で万一にも預金封鎖などになったときの救世主になります。

リタイアで年金はあてにできない

FIREしたなら仕事をしていない、つまり厚生年金を払わないことになります。納税義務のある国民年金を完納すると現在は53万/年 ほど入ってきますが、少子高齢化によりマクロスライドして減額されるのは確実です。あまり期待はできません。

また厚生年金は2017年に最低10年の加入で支払われるようになりました。それでもFIREした人が貰える額は6万/月くらいでしょうか(満額で23万/月ほど)。給料が最大化される40代から55歳までを働かないと納付額も増えないですし、こちらも期待薄です。

これら年金はあわせて10万/月くらいとして、マクロスライド後で70歳から給付として平均寿命の80歳まで受給すると1200万円くらいにはなります。

FIREした人が年金で貰えるのは1000万円くらいです。スズメの涙ですね!!

今後の米国株と展望

社会と多少なりとも繋がっている状態が精神的にも健全です。大学の2か月の夏休みを引き籠って精神が変な感じになったこともあるので、りゅのんは多少働く方がいいと思っています。

基本的に米国株に頼る投資法が多いですが、最近のダウもS&P500も2年前から同じような価格帯をウロウロ停滞しているのが気になります。

資本主義では富が増え続けますが、もしかしたら富が飽和した状態になっているのかも。米国株がずっと上昇していくというのは、すでに過去の話になりつつある、のかもしれません。

注意深く見守っていきたいところです。ちなみに私は日本の個別株を漁るという愚策を行っています。米国株もちょくちょく投資はしていきたいところです。

最新情報はこちら!