一人カラオケは趣味として安い、長時間遊べる、楽しいという三拍子そろった最高の趣味だと思います。もし恥ずかしいという理由で行く勇気が出ない人のために下記のエントリーを書きました。
ヒトカラは誰もいない自分だけの空間で好きなように振舞えます。本当に楽しくて素晴らしい時間を体験できます。ほぼ毎週通っている筆者が熱くヒトカラの魅力をお伝えしたいと思います。
カラオケは半数以上が一人客
実は現在のカラオケボックスの客層は半分ほどが一人客です。
機会があればカラオケ店内にある受付表をまじまじ見るとよくわかります。カラオケの一人客は本当に多いです。
構成している年齢層としては10-20代が最も多く、全ヒトカラの半数程度がこの年齢で占められています。ただ60代や70代の方も散見されるのでカラオケに世代は関係ないことがよく分かります。
つまり、ヒトカラをする人は少数派ではなく最大手の多数派であるといえます。年齢も老いも若きも関係ありません。ヒトカラこそカラオケの真髄ともいえます。
カラオケしたい気持ちに上手下手は関係ない!
カラオケの一人客は以下の2つのタイプに区分けできます。
- 歌が好きなので上手くなりたい人
- 歌が苦手なので克服したい人
ヒトカラ客の半分ほどは歌に自信がない人たちです。これは某カラオケ店舗でバイトとして3年働いていた友人と熱く語り合った話題なので信じてください。
ヒトカラにいくモチベーション
筆者は上手くなった姿を想像することが最大のモチベーションになっています。一人で隠れて修行をして、数か月後に友人に凄く上手くなった姿を見せつける妄想をしてみて下さい。ワクワクしませんか。
あの大好きな歌手みたいに自分が歌えるようになりたくありませんか。ビジョンを思い浮かべながら歌えば、気分が高まって声が出ます! そこは貴方だけの専用の空間なので誰もいません。気の向くままに好きな声を出しましょう。
カラオケ前に歌いたい曲を準備しよう
ずばり歌いたい曲です。世の中は様々なアーティストが次々に新曲をリリースしています。最近聞いた曲で「これ、好きだ!」と感じた曲はなかったでしょうか。
ぜひ、その曲のPVなどを見て口ずさんで練習しておきましょう。いざ歌ってみると細かい音の並びが分からないということが良くあります。
途中で分からなくなった場合は、一旦止めてスマホで原曲を視聴するのもアリです。。筆者の経験上では原曲に合わせてその場で一曲歌ってみるのが最も記憶に残ります。
またカラオケに入ると曲選びに夢中になり、歌いたかった曲を忘れてしまうこともあります。歌おうと決めた曲はメモしておいて、練習し忘れないようにしましょう。
カラオケに入る時間帯
いざ近場のカラオケ店へと足を運びましょう。
カラオケの開店時間は店舗によってさまざまですが、働き方改革の影響からか最近では11時スタートの店舗が多いです。
スタート初っ端の朝一に行くと、同じことを考える人たちがロビーにたまっています。半数ほどはリア充っぽい複数客です。特に休日は顕著に複数客が増えますね。
筆者自身もヒトカラ慣れしていますが、沢山の有象無象の団体の中にポツンと混じるのは好きではありません(出くわせば仕方なく混じりますが 笑)。
なんだか可哀想なヤツとみられている感覚があるんですよね。とくに歌広のような安い店だと学生がぞろぞろといるので、待っているときの居心地は良くないですね。
カラオケ受付の待ち時間を少なくする方法
12時前~12時半くらいに入れば比較的空いています。ちょうど朝一組が全て入室して、新規のお客さんも飯時だからあまり来ない時間帯です。
順番待ちをせず確実に入るなら、インターネットや電話で予約をすることがオススメです。大抵は予約なしでも大丈夫ですが、学生の夏休み時期に被るなどの不運に見舞われると朝には満室になることもあります。
予約すると確実に受付の前で待っている時間も減るのでオススメです。ただ他人に「一人のクセに予約してる」と思われるのが嫌な方は予約なしで突っ込みましょう 笑。
カラオケ店員からみた一人客
前述したとおり一日の利用客の半数が一人客です。店員からすれば珍しくもなんともないので、意にも介さないでしょう。
「顔を覚えられたら嫌だ」とか「心の中で笑われてたらどうしよう」といった心配はご無用です。まあ週末に決まってきていたら覚えられるでしょうが。私のように。
思ったより他人は自分のことを見ていません。何事においても意識して気にしているのは自分だけということが多いです。もし気になるなら思いっきり開き直ってやりましょう。これから毎週来てやるから見とけよ!と。私のように。
一人でカラオケは迷惑にならないか
「1人で一部屋を使ってしまうので店舗側の迷惑になるのでは…」と心配される方も多いかと。しかし安心してください。 一人客は平日や休日の閑散期などに来る常連が多いため、店側にとっては空き部屋を埋めてくれる大切な存在です。
実は一人客があまりにも多いので、各カラオケ店は対策として一人カラオケ用ルームを何個も作って持っています。大体が狭めの部屋に一世代前の機種(LIVE DAM or JOY SOUND F1)が置いてあります。
店員も一人客は極力そこに通すように言われています。
だから混雑時で多人数向けの部屋しか空いていない場合は「おひとり様用の部屋は満室なので〇〇分待ちです」と言われます。こうやって店側も多人数客とヒトカラ客の住み分けを作っているため、一人客だからといって躊躇する必要はありません。
ぜんぜん迷惑にならないのでどんどん行きましょう!
カラオケ受付待ち時間の耐え方
通いなれた筆者であっても、団体の前で一人ポツンと受付を待つのは結構メンタルに来ます。受付前は非常に狭いので若い学生集団に囲まれるような形になります。
ここが一人カラオケ最大の修羅場といっていいでしょう。
幸いにも現代にはスマホという素晴らしい暇つぶしツールがあるので、私は待ち時間はいつもTwitterやLineをいじっています。
若年層の中に混じってもそれらしく恰好が付くので今のところ、スマホ弄りの一択です。これから歌う曲の歌詞や気になっている曲の情報収集などをするといいと思います。
精神的にきつければ友達を待っている体で
ボッチが精神的にキツイ人はスマホを耳にあてて「早く来て」とか言って、友達を待っている雰囲気を装ってみましょう。そして順番が来たら受付に、
「友達が来れるか分からないので、自分だけ先に入ります」
というキラーワードを言って受付を済ませてしまうのも手です。
もし友達が追加でこなくても、カラオケ店というのはどこも例外なく(一人30分 ○○円)という料金体系なので大丈夫です。会計時に「結局誰も来なかったです」と伝えて会計しても問題はありません。
ただ店員から哀れみの眼差しを向けられてしまうかもですが 笑
カラオケ店の値段について
ヒトカラに行くときは必ず昼間に行きましょう。昼間の時間帯ならルーム2時間でドリンク一杯込み1000円以下という店が多いです。新宿とか渋谷の高めのお店でもドリンク込み二時間で1500円以内では収まるでしょう。
激戦区地域の歌広場ならば600円なんてこともあります。私はラッキーなことに激戦区近くに住んでいるため600円で利用できています。
夜18ー19時ごろを超えると夜料金になり、昼の2.5倍ほどに料金が跳ね上がります。
夜にくるお客さんはキャバクラのアフターだったり、宴会終わりの二次会だったりとお金を持っている人種が集まります。
カラオケ業界では彼らの紐が緩んだ財布を狙って、このような高額な料金設定をしています。稼いでいる方ばかりなので、昼に来るお金を持っていない学生層と違って羽振りがいいです。
間違えて夜にヒトカラ行くと二時間で2000円くらい取られますのでご覚悟を。
カラオケルームに入ったら店員の突入に注意
受付を終えてカラオケルームに入れれば勝ったも同然です。しかし注意点が一つだけあります。それは店員が部屋へ突撃してくることです。
セルフサービス制を採用している歌広場以外では、受付で注文したドリンクはカラオケルームに入ってから5~20分ぐらいでルームに運ばれてきます。
店員が入ってくるときは、だいたいノックを適当に二回して押しいってきます。それはもう有無を言わさずといった様子で扉が開くので演奏停止なんてしている暇はありません。
したがって、彼らが入ってきたときにプリキュアの曲とか歌ってたらスゴイ雰囲気になります。とくに筆者のようなアニメオタクやボカロ好きの人は気を付けましょう。
彼らが入ってきても歌い続けられるメンタルを身に着けられれば、社会のどこにいっても通用します 笑
安いカラオケ店の店員はリア充が多め
カラオケ店のある地域や店名によってさまざまですが、一番チャラい店員が多いのは歌広場です。
恐らく学生時代にカラオケに通っていた人たちが大学生になってバイトに来ているのでしょう。チャラくない店員がよければビッグエコーやカラオケ館などが比較的マシです。それでもサービス業なので基本的には学生バイトなんですが。
リア充店員は裏を返すとイケメン・美女が店員に多いということです。そういった店員さんに接客してもらいたければ歌広場をオススメします。
店員からドリンクを受け取ったらカラオケを楽しみまくる
店員がドリンクを持ってくれば貴方の天下です。誰もその部屋に出入りする者はいません。
一人カラオケの醍醐味は自分がずっとマイクを握って、かつ好きなことが出来る点です。採点で音程やビブラートなどをチェックするもよし、うろ覚えの曲をガイドボーカル付きで練習するもよし、録音して聞こえ方をチェックしてもよし。好きなことをして楽しみましょう。
カラオケの部屋番号は覚えておこう
トイレに行きたくなって部屋を出たはいいものの、部屋番号を覚えていなくて帰れなくなった経験が数回あります。
こうなるとカウンターで店員に部屋番を聞くという面倒で恥ずかしいことになります。
部屋を離れる際には必ず番号を覚えてからいきましょう。また防犯のために貴重品は必ず身に着けておきましょう。
ヒトカラの目安時間
筆者は二時間が適正と考えています。
歌い方にもよりますが、ちょうど声が枯れてくるタイミングが2時間くらいです。学生時代は朝からフリータイムで歌っていたときもありましたが、2時間を超えると惰性な感じが強くなるので止めました。
とくに録音して聞くと明らかに声が掠れて下手くそになっているのが分かります。
長時間歌うならマイク音量を上げるべし
声が枯れる原因は基本的には声の張り上げが原因です。マイク音量を上げ、声を張り上げなくても聞こえるようにすればいい声が大幅に長持ちします。
喉が渇くとダメージを受けやすくなるので適度に水分を摂取しながら歌っていくのが大切です。
また清涼効果のあるミント系のガムを持っていくのも効果的です。喉のつっかえを軽減してくれる効果があるので、普段以上に綺麗な声を出すことができます。